家に帰り、家族と過ごすことができました

  • 要介護4
脳梗塞

入居前の状況

『家族との時間を楽しみたい』

脳梗塞後、回復期病棟に入院しリハビリを行っていました。退院後も継続してリハビリが必要な状態で、一人暮らしで自宅復帰が困難であることから入居の運びとなりました。

施設でのアプローチ

看護師より

面会時に、車椅子からトイレへの移乗練習をセラピストがご家族様に見学してもらい、どのように介助しているかを説明しました。また、ご家族様に実際に利用者を介助してもらいながら、注意点を説明しました。その結果、ご家族様自身がトイレ介助をできるように支援しました。さらに、車の助手席への乗り降りも実際に行いました。

リハビリ・介護より

日中はフロアにて趣味活動を行ってもらい、なるべく居室から出て過ごしてもらいました。ADL動作の介助量軽減を目標とし、更衣動作、車椅子への移乗動作、トイレ動作を中心に生活リハビリを積極的に行いました。また、車椅子への移乗動作やトイレ介助動作を実際に介助しながら、ご家族に注意点等を説明しました。

その後の様子

 

自宅では車椅子での生活が困難とのことで入居となりました。入居後、日中はフロアで家族が持参したドリルを行うなどして過ごしていました。施設での生活にも慣れ、徐々に家に帰りたいなど外出の意欲が出てこられたため、ご家族に介助指導を行い、自宅でお仏壇にお参りすることができました。また、ご家族からは自家用車でのドライブを希望されていたため、今後の目標として自家用車への移乗動作の介助指導を行っています。

ご家族の声

母が自宅で生活していた時からドライブにはよく連れて行きました。唐津までの海沿いの道が好きで途中のレストランでランチをして帰るのを定期的に行っていました。施設に入ってからは、家族との面会や外出できることを楽しみにしているので、定期的に外出を続けたいと思います。先日の外出では短時間でしたが、久しぶりに自宅に帰る事ができ、仏壇にお参りできたことをとても喜んでくれました。現在は介護タクシーを利用して外出していますが、車で出かけられるようになったら毎週のように連れていきたいです