一時帰宅と口からの食事が叶いました

  • 要介護4
脳梗塞 急性脳症

入居前の状況

『家族との時間を楽しみたい』

こちらのご利用者は、ご自身で婦人会を立ち上げたり民生委員を努めたりと、以前は地域貢献に励まれていました。脳梗塞発症後は、誤嚥性肺炎を繰り返したため経管栄養へ。カテーテルやテープの違和感から自己抜去の経緯があり、入院中は防止策としてミトンをつけて過ごされていました。娘様からは「母は努力家で、いつも身なりを気にして外出していた」とお聞きし、外出許可を得るためにも自己抜去等の課題解決に取り組みました。

施設でのアプローチ

看護師より

看護師や言語聴覚士によるゼリーや果物の提供を行いました。見守りのもとミトンを外し、手浴を提供しました。

リハビリ・介護より

お食事の時間に合わせて積極的に車椅子座位を促しました。また座位の安定性向上を目的に、居室でのリハビリ介入を行いました。皮膚トラブルが起きないように、定期的な体位変換や姿勢調整を実施しました。

その後の様子

 

外出達成し、娘さんの運転でご自宅まで帰ることができました。親戚にも会うことができ、ご家族一同が嬉しく思っているとのお言葉をいただきました。
経口摂取は継続しており、ゼリーや季節の果物などをSTや看護師の介助の下でお楽しみとして経口摂取できています。

ご家族の声

母は脳梗塞の後遺症で口からの食事が困難となり胃ろうを造設し、口からの食事は諦めていました。メディケア癒やしに入居してリハビリをしてもらったことで、今では楽しみ程度ですが少しずつ口から食事できるようになり、家族一同嬉しく思っています。元々身だしなみに気を遣う母でしたので、メイクやお気に入りの洋服を着て面会や外出できるようになり、とても嬉しく思っています。先日は私が運転する車で、一時帰宅することができました。久しぶりに親戚と顔を会わせることができて、家族一同嬉しく思っています。これからも母をよろしくお願いします。