メディケア癒やしでは、畿央大学より森岡周教授をお招きし年に4回の頻度で研修を開催しております。
本研修は開設当初より開催しており、「脳科学」の視点からご入居者の生活における課題や対応方法を事例検討を通してご講義いただいています。
事例検討では、ご入居者の行動の背景に脳のメカニズムや、人間の発達段階がどのように関係しているのかを疾患や病態を交えながらディスカッションを通してアセスメントをしていきます。
今回、幻視・幻聴・妄想などの特有の症状について、それらをただの「問題行動」として捉えるのではなく、その現象を受け入れ、その人が安心して生活できるための対応方法についてご指導いただきました。
研修を通してご入居者一人ひとりの状態やニーズに応じた、より細やかなケアの提供方法を学んでおります。
メディケア癒やしには、医療と介護のスペシャリストが在籍しており、専門的ケアを有する疾患や症状をお持ちの方も安心して生活できるように知識を職員全員で共有し、実践に移すことを重視しています。専門の講師を招いて最新の脳科学に基づく知識を学び、実際の介護現場で直面する様々な課題に対する新たな解決策を探ることで、私たちは介護の質の向上を図っています。
懇親会では、職員も出席し世界各地で活躍されている森岡教授と直接対話できる貴重な場となりました。 日々のご利用者との関わりのみならず、先生の今後の展望やメディケア癒やしが今後取り組む課題に対して新たな知見を交えてご指導いただきました。
次回は、4月に管理者研修として個人と組織の成長に関してご講義いただきます。研修会を継続し、職員一人ひとりが専門知識と理解を深め、それを実践に活かしていくことで、ご入居者と職員がより豊かな生活を送れるよう尽力していきます。
